毎日の家事のなかでも、特に使用頻度が高いキッチン。調理器具や食器、調味料などが多く、気を抜くとすぐに散らかってしまいますよね。朝は忙しくて出しっぱなし、夜は疲れて片づけきれない…そんな経験、ありませんか?
「もっと使いやすく」「片づけやすいキッチンにしたい」と思っている方に向けて、この記事では、初心者さんでもすぐに取り入れられる収納の考え方と、実際に使ってよかった便利グッズをご紹介します。すっきり整ったキッチンは、毎日の家事をぐっとラクにしてくれますよ♪
キッチンがスッキリしていると何が変わるの?
キッチンが整っているだけで、驚くほど毎日の動きがスムーズになります。
ここでは「キレイなキッチン」がもたらす小さな変化に注目してみましょう。
気持ちにも動線にも“余白”ができる
ものが少なく整理されたキッチンだと、自然と心にもゆとりが生まれて、調理や片づけの流れがスムーズになります。
特に朝のバタバタする時間帯には、物を探す手間がないだけで、気持ちの焦りがグッと軽減されます。
時間にも気持ちにも余裕ができると、ほかの家事にもスムーズに取りかかれるようになりますよね。
また、調理中の動線がスッキリしていると、移動のムダが減り、動きがシンプルに。
結果として、体力の消耗も少なく、長時間の料理も快適に感じられるようになります。
毎日の“ちょっとした負担”が軽くなることで、キッチンに立つのが楽しくなるのも嬉しい変化です。
よく使う場所こそ整えておきたい理由
コンロ周りやシンク下など、毎日必ず使うエリアほど、散らかりやすくなりがちです。
ですが、そうした場所こそ意識的に整えておくことで、「使う→戻す」の流れが自然と定着します。
「すぐ手が届く」「すぐ戻せる」状態だと、作業が面倒に感じにくく、次の行動への切り替えもスムーズに。
「片づいているから、気軽に料理が始められる!」という気持ちは、日々の小さなやる気にもつながって、前向きな家事の時間を作ってくれます。
わたしのビフォーアフター|ぐちゃぐちゃ引き出しとの決別
以前のわが家の引き出しは、ラップや箸、輪ゴムがごちゃ混ぜ状態。
毎回ガサゴソと探すのが当たり前でした。
でも、仕切りケースを使って「定位置」を決めたら、探す手間がゼロに!
一度整えたら、自然と“戻す習慣”も身につき、リバウンドも減りましたよ。
片づけやすいキッチン収納の考え方【基本編】
まずは、基本の考え方をおさえるだけでも、収納の質がぐっと変わります。
道具や収納用品を買う前に、以下のポイントをぜひ意識してみてくださいね。
「しまいやすさ」から逆算して考える
収納は「取り出しやすさ」よりも「しまいやすさ」が大事です。
使ったものを“すぐに・簡単に”元の場所に戻せることが、結果的に散らかりにくい仕組みをつくります。
特に家族と共有しているキッチンでは、誰にとっても片づけやすい動線が整っていることがポイント。
箱に入れる、フタを開ける、高いところに戻す…といった“ちょっと面倒”な動作を減らす工夫が有効です。
たとえば、重ねずに立てる収納にしたり、よく使うものを手前に置いたりと、
無意識に動いても片づく仕組みができると、片づけのストレスが減ります。
片手で戻せる、ワンアクションでしまえる。そんな簡単さが、毎日のきれいを保つコツになります。
「使う場所に使う物を」の原則がラクになる
シンクの下に洗剤、コンロの横に調味料など、使う場所の近くに必要なものを配置するだけで、
驚くほどキッチンの使いやすさが変わります。
この“近くにある”というだけの工夫が、作業中の小さなストレスを減らし、
「わざわざ取りに行く」動作をなくしてくれます。
また、片づけのタイミングを逃さないためにも、
動線上に収納場所があることで「ついでに片づける」ことがしやすくなります。
よく使う場所ほど、そこに必要な物だけを残しておくと、スッキリ感も増しますよ。
一度出して“見直す勇気”が変化の第一歩
収納の見直しを始めるとき、まずは「全部出してみる」ことがとても大切です。
普段使っているつもりでも、実は数ヶ月使っていなかった道具や、
同じ用途のグッズが重なっていることに気づけるチャンスになります。
全部出して並べることで、「こんなに持ってたんだ」と客観的に見ることができ、
自然と「これは手放してもいいかも」と整理のスイッチが入ることも。
さらに、「これは本当にここにあるべき?」と自分に問いかけることが、
今の暮らしにフィットした収納をつくる第一歩になります。
暮らし方や家族構成は変わっていくものなので、定期的に見直す習慣も大切にしたいですね。
キッチンを使いやすくする収納アイデア【実例付き】
ここからは、実際に私が取り入れて「これはラク!」と感じた収納の工夫をご紹介します。
①シンク下は“仕切り”で見える化
掃除グッズやストック類がごちゃつきがちなシンク下。
ここは、仕切りスタンドやファイルボックスを使って、立てて収納するのが正解!
特に、同じ種類ごとに分けておくと、在庫管理もしやすくなり、買いすぎ防止にもなります。
②吊戸棚は「出し入れ頻度」で使い分け
手が届きにくい吊戸棚には、頻度別にゾーンを分けるのがおすすめ。
たとえば、使用頻度の高いカップやお皿は下段、季節モノは上段へ。
100均のワイヤーバスケットなどを使うと、スペースも有効に使えますよ。
③カトラリーは「立てる」「仕切る」でストレス減
箸やスプーンなどは、立てて収納した方が探しやすく、取り出しもスムーズ。
引き出しの中は、無印や100均の仕切りケースで用途別に分けるだけでも快適さが違います。
子ども用、大人用で分けると、家族みんなが使いやすくなりますよ。
④食器棚は“ワンアクション収納”がカギ
重ねると取り出しにくい食器は、できるだけ「立てる収納」か「引き出せる仕組み」を。
プレートスタンドや引き出し型の収納ケースを使えば、出し入れがスムーズになります。
とくに朝は、1秒でも時短できる仕組みが助かりますよね♪
⑤調味料はトレーでまとめて“引き出す収納”
砂糖・塩・醤油など、よく使う調味料は、ひとまとめにしておくと便利。
そのまま出して使える“持ち運べるトレー収納”が活躍します。
油跳ねの掃除もトレーごと拭けばOKなので、衛生面でも◎ですよ。
実際に使ってよかった!おすすめ収納グッズ集
ここでは、私が実際に使って「これ、本当に買ってよかった!」と思ったグッズをいくつかご紹介します。
愛用中① 無印の仕切りスタンド
主に鍋ふたやカトラリー用に使用中。
シンプルで見た目もスッキリ。
サイズが豊富なので、引き出しのサイズに合わせて組み合わせやすいのも魅力です。
愛用中② 100均のワイヤーバスケット
吊戸棚収納の仕切りに活用。
タッパーや軽めのカップを分類するのにちょうどよく、コスパも抜群です。
愛用中③ 伸縮タイプのラック
シンク下やコンロ下にぴったり。
配管や奥行きに合わせてサイズ調整ができるので、デッドスペースが減りました。
愛用中④ タワー製マグネット収納
冷蔵庫横などに貼って使えるタイプ。
キッチンばさみや布巾を“浮かせて収納”できて、掃除がラクに。
使うことで「戻す習慣」が身についた話
収納グッズを取り入れたことで、“元に戻す”ことが無意識にできるようになりました。
それまではつい出しっぱなしにしていたアイテムも、「ここに戻すのが当たり前」という感覚が自然と身についたんです。
特に仕切りケースや立てる収納など、「戻す動作が簡単な仕組み」をつくったことで、片づけに対するハードルがグッと下がりました。
また、家族も使いやすくなったことで、キッチン全体の片づけがぐっとラクに♪
「使ったらここに戻す」というルールが家族間でも共有できるようになり、私ひとりが整える負担も減って、日々の家事に余裕が生まれました。
「洗い物が面倒」「シンク周りがごちゃつく」といった悩みも多いですよね。
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Q&A|よくある悩みと、わたしの解決アイデア
Q1:収納アイテムが多いと逆にごちゃつきませんか?
数を増やすと管理が大変になることもあるので、最初は「よく使う場所だけ」に導入するのがおすすめです。
使ってみて必要なら増やす、が失敗しにくいですよ。
Q2:引き出しや棚が狭くてうまく収まりません…
仕切りアイテムや縦収納で工夫すれば、思った以上に物が収まります。
「立てる・吊るす・浮かせる」の3つを意識すると、省スペースになりますよ。
Q3:どこから手をつければいいか分からないときは?
「毎日開ける引き出し」や「ごちゃついて気になっている場所」から始めるのが◎。
狭い範囲でも達成感があると、やる気につながります。
Q4:家族が元に戻してくれないんです…
“戻しやすい仕組み”を作るのが第一歩。
誰が見ても分かるラベリングや、ワンアクション収納で、無意識に戻したくなる流れを作ってあげましょう♪
まとめ
今回は、キッチンをスッキリ使いやすくするための収納アイデアと便利グッズをご紹介しました。
「収納」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実はちょっとした工夫の積み重ねで、暮らしはぐっと快適に変わります。
特に、“戻しやすさ”を意識した収納は、家族みんなが自然と片づけやすくなるのが大きなポイントです。
グッズを使うことも大切ですが、まずは「自分の動きに合った収納」を考えることからスタートしてみてくださいね。
無理せず、少しずつ見直していくことで、あなたらしい使いやすいキッチンに近づいていくはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪